2023年6月24日(土)

アンゴーラ東京代表のToshiさんの故郷、沖縄での9回目のJoga comigoが開催されました。

今回の開催場所は那覇市のnice life studioさんです。(https://nicelifestudio.com

大きな窓から見える景色と植物の緑が印象的なスタジオでは、スタジオ関係者の方々が入室時間の直前まで準備してくださり、人々を迎えることそして今回のJoga comigoをとても大切に思って下さっていることが伝わってきて、とても神聖な場にお招きいただいた気持ちになりました。

スタジオに入室後は参加者で手分けをして楽器の準備をします。ビリンバウの音合わせが始まると他の楽器も音を合わせ初め、結局はフルバテリア(楽器隊)での演奏が始まりました。

音を合わせながらも音だけでなく、場の空気、呼吸、心をも合わせていくようなカポエイラの音楽がしばらくの間続きました。

音楽で場が整った頃に、いよいよjogo(ジョゴ/ジョーゴ)が始まります。今回の参加者は大人と子供、合わせて30人強。沖縄は勿論、釧路、山口、福岡、熊本、徳島、東京、ベルギー(沖縄の大学に留学中)等々、遠方からも多数参加されていました。Joga comigoのテーマのひとつは参加者全員とのjogoです。途中、休憩を挟みながらjogoが続きました。

そして最後はroda(ホーダ)。ToshiさんのLadainha(ラダイーニャ)から始まり、カポエィリスタたちのエネルギーがぶつかりながらも対立せずに調和していくような、力強さと思いやりに溢れた、今回のJoga comigoの締めくくりとして、あるいは来年のJoga comigo in Okinawa vol.10へと繋がるとても素晴らしいrodaだったと思います。

今回のJoga comigo in Okinawaでは、Toshiさんとヒロコさんがこれまで大切に積み重ねてこられた流派やグループを超えたカポエィリスタ達との繋がりや絆を改めて感じられる機会となり、また参加者がこの時この場所で出逢えた人と一緒にカポエイラをできることへの喜びと感謝の気持ち、そして相手を尊敬し尊重し合う気持ちをとても大事にしながら参加されているように感じました。

沖縄でのJoga comigoは一年に一度、沖縄の「慰霊の日」の時期に開催されていて今年で9回目だそうです。今回は前日の6月23日が沖縄の「慰霊の日」でした。梅雨明け前の濃密な気候の中、そして戦争の犠牲者への追悼と平和への願いに包まれた沖縄で開催されるJoga comigo は他では経験出来ない唯一無二のものだと思います。

Toshiさん、ヒロコさん、沖縄で準備を進めてくださったみなさま、参加者のみなさま、本当にありがとうございました。

来年はJoga comigo in Okinawa 10周年です。来年は更に特別なものになると思うので、来年も楽しく元気に参加できるように自分の心と身体を整えていきたいと思います。

【余話】

沖縄でToshiさんと一緒に過ごしている間にいくつもの不思議なことに出会いました。個人的にはこの辺りのことも何らかの形で残しておきたいと思っています。人に伝わる伝わらないを考え始めると手が止まるので、そこは気にせずに自分が残せる形で残したいと思っていますが、どんな形で残そうか悩み中です。。